【ブログ】”I(私)-We(私たち)-It(社会)”のフレームワーク~岡本拓也
岡本拓也です。
昨年、邦題「世界を変える偉大なNPOの条件」の著者の一人、ヘザー・マクラウド・グランド(以下、ヘザーさん)の3日間のセッションを受ける機会がありました。
NPO法人ETIC.とJPモルガンが主催された研修で、素晴らしい学びの機会をいただきました。
あらためて、変化の法則(セオリー・オブ・チェンジ)を明確化することの重要性、資源の獲得について、エンドゲーム(ビジョンとミッションの達成に向けて)やマインドフルネスなど、米国西海岸の最先端の学びを得ることができました。
中でも、印象に残っているフレームワークがあります。
それは、”I(私)- We(私たち)- It(社会)”の関係性に関するフレームワークです。
社会の課題解決を目指すビジネス/活動の場合、ともすると”It(社会)”の課題にフォーカスするがあまり、”We(私たち)”や”I(私)”が手段となり、場合によってはないがしろになることが往々にしてあります。
しかし、ヘザーさんは、それではダメだ、と。
“I(私)”と”We(私たち)”、そして”It(社会)”との繋がりがなければ、持続可能ではないし、何より大きな目標や成果には辿り着けない、と彼女は我々に語りかけました。
そして、リーダー/経営者こそが、”I(私)”を大切にすることが大切なのだ、と彼女は力を込めました。
我々ソーシャルマネジメントLLCでは、「経済的価値」に加え、「社会的価値」の重要性、そして「組織の幸福価値」の3つを共に高めてゆくことを目指しています。
“I(私) – We(私たち) – It(社会)”のフレームワークは、「組織の幸福価値」をさらに掘り下げた重要な示唆を与えてくれる、重要な考え方だと実感しています。
特にリーダー/経営者の皆さんには、頭の片隅に常に置いておきたい考え方ですね。