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【ブログ】トランプという「現実」~吉山昌

2017.2.6

~トランプという現実~

このブログは、SML創業者同士の約束で、事前に提出をしておき、順次掲載をすることとしています。
少し未来を想定して執筆をする必要があるのですが、この記事が掲載される頃には、おそらくトランプ大統領が「現実」となったことに、改めて世界が認識を新たにしているでしょう。

私の事業領域の一つ、移民・難民においてもこの現実(トランプはおそらく原因ではなく、結果なのですが)は強烈ですが、あらゆる領域において、これまで当たり前のように考えていた常識を見直さなければならないことを、突きつけられたと感じます。

一時よく議論されたのが、「なぜクリントン(もうこの名前を忘れている方も多いかも・・!?)当選を予測していたのに外れたのか」ということですが、認知的不協和、雑に言えば、見たくないものを見ない、という人の習性が「専門家」の間でもあったのかもしれません。もしくは、もっと低レベルで、自分にとって心地よい情報以外は、届いてさえいなかったのかもしれません。

オックスフォード英語辞典(OED)の2016年の言葉は、post-truthになってしまいました。・・・これは意図的である点で別の議論でもありますが、受け手においては同じこと・・・

~組織内の現実に向き合うために~

さて、人数が二桁程度の小さな組織においても、同じようなことが起こりがちです。
私の組織でも、先日ある事象についてスタッフに調査をしましたが、想定と異なる現実を突きつけられることとなりました。また、経営層と中間管理職でそれぞれ同じことについての認識を調査しましたが、やはりずれが明確になりました。その結果、スタッフが辛い思いをし、一人ひとりの人生にとって意義のある時間になっていないかもしれません。

具体的に記述できずに申し訳ありませんが、気づいていたつもりであっただけに、それ以上の実態に愕然とさせられます。しかし、だからこそ対応すべきことをマネジメントラインで、今更ではあっても意識し、その後の行動に繋げようとしています。

一人ひとりはそれなりに認識をしているつもりではあっても、それは必ずしも実態を捉えてはいません。そこで、実態把握のための仕掛けをすることが、必要なのです。そして、「組織内情報リテラシー」が求められると言えるでしょう。

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