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【ブログ】共同創業者からのご挨拶~松崎英吾

2016.12.12

~ビジネスになりにくい領域で仕事をしてきて~

はじめまして。

本業では特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会で事務局長を務めてます、松崎です。
経済的に成り立ちにくい「障がい者スポーツ」という領域で、どのように継続的に財源を確保し、ビジョンとミッションを果たしていくのかをテーマに8年強経営に携わってきています。

障がい者スポーツは、今でこそ2020年東京オリンピック・パラリンピックが決まり、いろいろな場面で耳にし、目にする機会が増えてきた領域です。一方で、その前までは、社会の注目を受ける対象でも、世の中の人が応援したいと思える対象でもなかったというのが、それまでを築いてきた関係者たちの実感だと思います。

そのため、多くの障がい者スポーツに関係する組織・団体は資金調達が常に課題で、組織を築いていくことも難しい状態でした。私はそういう業界に、ビジネスパーソンから飛びだして、ビジネスとして仕事とすることを決め、試行錯誤、たくさんの痛い目にあいながら、今の日本ブラインドサッカー協会やブラインドサッカーというスポーツ界の発展に貢献してきたつもりです。

~社会的価値ありきの世界~

お会いする多くの皆さんにエールを送られるのが「メダルを取れるようにがんばって」というものです。競技を振興する組織である以上、それは当然の期待です。主に、競技を担う組織は、この「メダル」が、ある意味、社会的な価値として還元するものに思います。(その他の社会的な価値についてはまた別の記事で言及したいと思います)

そのような期待の中、ソーシャルマネジメントの掲げる「経済的価値」「組織の幸福価値」は後回しにされがちです。一般の営利企業であれば「経済的価値」は大切な前提条件であるところ、それを第一義に掲げにくい社会的事業体の特徴は、障がい者スポーツにも当てはまることだと思います。「組織の幸福価値」についてはなおのことです。

当社の活動に至るまでの勉強会においても、そのことは何度も考えさせられ、この3つのコンセプトは障がい者スポーツ、そしてスポーツ界全般においても適応できるものだと考えています。

非営利組織や営利組織との結びつきの中で、障がい者スポーツ・スポーツ組織らしい経営コンセプトを皆さんの知恵から探しながら、実践する環を広げていきたいと思ってます。

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