【ブログ】共同創業者からのご挨拶~岡本敬史
はじめまして。
岡本敬史と申します。
簡単に自己紹介させて頂きます。
私は企業で主に経営企画の仕事をし、2011年3月の東日本大震災を機に29歳の時に企業を辞め、復興支援や地方創生において官民連携にて社会の課題を解決する非営利団体を経営しておりました。具体的には、理事として60名を超える規模にまで事業拡大を牽引致しました。現在は、社会課題を解決する企業にて事業責任者を務めております。
一貫して考え行動して来たのは、社会をいかによくし、自分という存在をいかすかということです。
~失敗経験から学んだこと~
「ソーシャルマネジメント」とは、「社会的価値」、「経済的価値」、「従業員の幸福価値」の3つをともに最大化していくマネジメントの考え方です。もちろん事業の成長プロセスにおいて、それぞれの価値のバランスが悪くなったり、価値の向上がはかられない場面もありますが、我々の考える社会を良くするためのマネジメント方法である「ソーシャルマネジメント」はこれらを3つの価値を意識しながら事業や組織を成長させることにあると考えます。
この考え方は、私自身の失敗経験から学んだことでした。
経営者やマネジメントとして日々の企業・事業の成長にコミットしていると、日々の意思決定の中でそれぞれの価値を高めることは行っているのですが、その反作用や各価値の間のアンバランス、その調整のための時間軸に目配りがしきれず、結果として継続的な価値創出がしきれないということが起きました。
例えば。
事業が成長軌道にのり「社会的価値」と「経済的価値」は向上したが、「従業員の幸福価値」が置き去りになっていたり。
社会に大きなインパクトを与えるような「社会的価値」を創出し、従業員も満足し「従業員の幸福価値」を創出しているが、「経済的価値」を創出する仕組みがつくれず中長期的な発展のための原資がなかったり。
利益も十分に出して「経済的価値」を創出し、「従業員の幸福価値」も十分であるのに、社会へどんなインパクトを与えているかわからなくなってしまったり。
これらの課題は、非営利組織に限らず、どの組織でも組織の成長過程において起こりうる落とし穴ではないでしょうか。そして、経営者であれば、誰しもこのような冷や汗をかいた経験が一度はあるのではないでしょうか。
~これからの活動~
私は、事業や組織が成長していくプロセスにおいては、これら3つの価値をバランスよく成長させることが大切であると考えます。
働く価値感も多様化し、社会の課題も複雑化・深刻化している今だからこそ、改めてこの3つの価値を最大化するマネジメントを実施する必要性が増していると感じます。
お互いに学び合い、共に成長し、「ソーシャルマネジメント」の輪を広げていきましょう。